2010年05月01日

「ドーベルマン刑事」武論尊・平松伸二 集英社

 悪を絶対許さない非情さと弱者を守り抜く強さを兼ね備えた
「ドーベルマン刑事」加納錠治の活躍を描いたハードボイルド
アクションマンガ。”人権派”マスコミに叩かれても、自らの
信念を貫き正義を守る加納の姿勢に共鳴した読者が多かった。
1970年代後半、週刊少年ジャンプの代表作。

 凶悪犯罪を専門に捜査する警視庁”特犯課”に所属するのは、
加納と上司西谷の二人だけ。加納は普段は無口で、動きやすい
ように黒革ツナギという異様ないでたちだが、ひとたび凶悪事
件が起こると犯人を容赦なく44マグナム銃で追い詰める。凶
悪犯には容赦ないが、老人や子供など弱者には優しい一面を持
つ。

 ”犯罪者の人権”が指摘され始めていた当時、これを真っ向
から否定した作品と言える。今読み返しても、共感できるマン
ガである。

posted by コミヤマタロウ at 22:50| Comment(1) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月13日

「ど根性ガエル」吉沢やすみ 集英社



 空き地で転んでカエルの上に倒れたら、シャツに
貼りついたまま生きていた!おまけに言葉を話すし、
飯も食べる。こんな奇想天外な設定のギャグマンガ
が1970年代、大ブームを巻き起こした。当時の
東京の下町の様子が伺える名作である。

 東京の下町に母親とくらす少年・ひろしが主人公。
空き地でうつぶせにカエルの上に倒れこんだ時、白
いシャツに貼りついたまま生きていた。この時から、
平面ガエルのピョン吉とひろしの共同生活が始まる。

 涙もろく情に厚いピョン吉とひろしをとりまく人
々もまた、気が良くてどこか面白い人が揃っている。
友達でライバルのゴリライモ、弟分の五郎、ガール
フレンドの京子ちゃん、空手の達人で元気の良い寿
司職人・梅さん、カッコイイががに股でボロ車で通
勤する南先生、「教師生活25年」の町田先生。彼
らが生き生きと暮らす日常が描かれている。

 当時、日本で一番売れていた漫画雑誌だった週刊
少年ジャンプの代表作だった。シャツに貼りついて
いるピョン吉だが、自力で動いたり、噛み付く力が
すごいなど、今思うと吉沢やすみの想像力には恐れ
入る。

 
posted by コミヤマタロウ at 19:06| Comment(1) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月06日

「ついでにとんちんかん」エンドコイチ 集英社




 大富豪の所有する”ほとんど不要なもの”を
予告して盗み出す4人組『怪盗とんちんかん』の
活躍を描いたギャグマンガ。常識が通用しない
リーダー・間抜作のキャラクターが映える。
1980年代の週刊少年ジャンプで異彩を放った作品
である。作者は「アノアノとんがらし」でも知ら
れるエンドコイチ。

 怪盗とんちんかんは、カンフーの達人のレッド、
超能力を使うシロン、メカを操るグリン、そして、
常識が通用しないリーダーの4人組。いつも、「な
ぜこんなものを」と思うようなものを盗みに入る。
それを阻止しようとする毒鬼警部を尻目に盗んで
行く。

 そんな彼らの正体は礼院棒中学の教師と生徒。
リーダーは、ふだんはギャグばかりのアホ教師・間
抜作である。この男が急に大笑いを始めたときが、
怪盗とんちんかん集合の合図である。

 連載の当初は、常識ハズレのリーダーを中心に怪盗
とんちんかんが活躍?する話ばかりだったが、少年
ジャンプらしく東風(レッド)と甘子(シロン)の恋
など”学園もの”的な展開も見られるようになる。

 また、個性的なサブキャラ(天地無用、毒鬼警部の
息子・醜憎、名無しのゴンベイ、吉沢先生等)が徐々に
活躍が目立ってくる。

  
posted by コミヤマタロウ at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。